About Us

早いもので、今年はアトリエ設立7年目になります。

「いつ、展示が変わりますか。」
お越しいただいたお客様からの質問に、戸惑いを感じながら、「申し訳ありませんが、今のところ、予定がありません。」とお答えしたことが何度もあります。

絵画であれ、写真であれ、観たいものがあると日本では美術館へ行くのが普通のような気がします。美術館では、ひとつの催事が2ヶ月、3ヶ月といった期間行われ、次から次へと催しが変わるのです。このやり方が一般的になっている日本の現状を考えると、当然の質問のような気もします。

メトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館、クレラー・ミュラー美術館など、海外の有名な美術館は、個人コレクションが前身になっているところがたくさんあります。そういう大きな美術館は、所蔵品の数が多く、定期的に展示するものを変えたり、他の美術館から回ってくる作品を展示しながら催事を行っています。このような事情から可能となっている展示替えは、私のアトリエのような極めて小さなコレクションでは、不可能に近いことなのです。

アトリエ・クーの設立の目的は、若いアーティストに発表の場を提供することです。
それと同時に、現代という時代にあって、アトリエ・クーのコレクションが若い作家の方達への刺激になれば、という願いもあります。

海外のギャラリーを訪れたとき、まず気がつくのは、身の回りの風景、家族である娘や息子の人物像、また、動物、鳥、花といった現実存在するものを描いた作品が多数を占めていることです。それにつけたタイトルも、誰でも分かるようなものになっています。
これに反して日本では、海外の画家が描いているような題材を描いていない気がします。タイトルも抽象的で分かりにくく、絵を前にしてがっかりすることが多いのです。

日本は昔から優れた絵画の歴史を持っています。掛け軸が床の間に飾られていた家もありました。しかし今、絵は美術館で鑑賞するものとしてしか存在しなくなっています。とても残念なことです。

日本の家は狭いから、壁に釘を打つのを躊躇する、絵は高額だから、等々のことばをよく耳にします。その気持ちも分かる気がします。
街のギャラリーにお気に入りの一枚があったとしたら、あなたのお部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。自分流のものに出会えると、素晴らしい友を得たとおなじ感覚になるはずです。

いつの日か、絵画や写真がインテリアの仲間入りをすることを願いながら、これからもアトリエの運営を続けて参ります。

ATELIER KUH
田中宣子

Exhibition

入場無料
開館時間 :11:00 〜 16:00
開館 : 6月 〜 9 月
定休日:火、水、木

通常は常設展示ですが、企画展、講演会などのイベントも開催いたします。
展示をご希望の方は、電話あるいはFAXにてお問い合わせください。作品をお持ちいただき、お話をお伺いいたします。
当アトリエでは、画家、もしくは写真家を目指す方のみを対象としております。

ミニコンサート、セミナー、ワークショップ等々、開催可能です。
絵画や写真を飾った展示室をご利用いただけますので、お気軽にお問い合わせください。